2020年09月16日

ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書


2020.Jul.19
☆☆☆★★
The Post (2017) on IMDb

J・F・ケネディとジョンソンの両大統領によってベトナム戦争が泥沼化し、US国民の間に戦争に対する疑問や反戦の気運が高まっていたニクソン大統領政権下の1971年。軍事アナリストのエルズバーグは、マクナマラ国防長官(ブルース・グリーンウッド)の指示の元でベトナム戦争を客観的に分析及び報告した国防総省の最高機密文書「ペンタゴン・ペーパーズ」の作成に関わる。それを勤務先のシンクタンク、ランド研究所から持ち出しコピー機で複写、NYタイムズ紙の記者に渡し、NYタイムズがペンタゴン・ペーパーズの存在をスクープする。ワシントン・ポスト紙の亡き夫の後を継いだ発行人のキャサリン・グラハム(メリル・ストリープ)と部下で編集主幹のベン・ブラッドリー(トム・ハンクス)は、ペンタゴン・ペーパーズについての報道の重要性を理解し、ベンはキャサリンの友人でもあるマクナマラ長官からNYタイムズが掲載しなかった残りの文書を手に入れるよう、彼女に進言。だが、友人を追い詰めたくないとキャサリンから拒否され、ベンが仕方なく別の情報源を探り始めたとき、デスクに謎の女性から文書の一部が持ち込まれる。至急記事にしようと躍起になるベン達だったが、この文書もタイムズ紙が先にスクープ。しかし、2回も政府の機密文書をスクープしたことで、タイムズ紙は政府から記事の差し止めを要請される。それを知ったキャサリンはベンにその旨を伝え、差し止め命令が下されれば記事にすると法律違反となり、ポスト紙での掲載もできないと警告するが、これをチャンスと見たベンは、彼女の注意をよそに文書の入手を部下に命じる。かつてランド研究所に勤めていたポスト紙の編集局次長バグディキアンは、リークした人物が自分の知人ではないかと推測し、エルズバーグとの接触に成功。そして、彼から残りの文書を入手してベンの自宅に運び、ページ番号が切り取られ順番がバラバラになった文書を、ベンが呼び集めた記者数人で繋ぎ合わせ、法律顧問とも法律上の問題について話し合おうとする。だが、記事掲載を役員と法律顧問から反対され、記者達は彼らと舌戦を繰り広げる。文書を記事にすると自社を潰すことになるのではと危惧し、選択に苦悩するキャサリンはマクナマラ長官にアドバイスを求め、その夜、電話でベン達から決断を迫られる。

スティーヴン・スピルバーグ監督作。泥沼化するベトナム戦争を客観的に分析した機密文書を公開し、ベトナム戦争の欺瞞を暴き出したワシントン・ポスト紙を舞台に、就任したばかりの女性発行人が、政府を敵に回し、経営危機を招く危険を冒してでも報道の自由を守る決断を下すまでの葛藤を描く。この事件とウォーターゲート事件によってベトナム戦争が終結していったのだな。建国の精神に則って、言論の自由を改めて勝ち取ったことが本作の焦点ですな。メリルもトムも好きじゃないんだが、作品としては良いと思う。日本のメディアのジャーナリズムは何処に。
ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書を買って観る
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こちらのペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書レビューも参考に

側近のビーブが「自分なら掲載しない」との発言を受け、記事の掲載を決断。そしてNYタイムズと時に争いながらも連携し、「戦争中における政府の機密漏洩」という事態そのものを問題視し、記事を差し止めようとする政府と裁判を通じて戦う。

posted by どん at 22:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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