2019年10月14日

殿、利息でござる!


2019.Aug.14
☆☆★★★
1766年(明和3年)の仙台藩領内の宿場町・吉岡宿。宿場町には宿場町間のお上の物資の輸送を行う「伝馬役」が課せられており、吉岡宿は藩の直轄領ではないため助成金が支給されていなかった。伝馬役の費用は全て吉岡宿の住人が負担して町は困窮、破産者夜逃げ者が相次ぐ有様。この有様を案じる造り酒屋の当主・穀田屋十三郎(阿部サダヲ)は、町の窮状を訴えるため、代官に訴状を渡そうとするが、京から帰ってきたばかりの茶師・菅原屋篤平治(瑛太)に命が危険であると止められる。ある晩、未亡人とき(竹内結子)が営む煮売り屋「しま屋」で篤平治と偶然一緒になった十三郎は、吉岡宿を救う手立てが何かないか相談する。篤平治が出した策は、吉岡宿の有志で銭を出し合い藩に貸して利息を取り、それを伝馬役に使うという奇策。百姓がお上にお金を貸すなど、案を出した当の篤平治ですら夢物語と言うほど現実味がない策に思われたが、十三郎は実現のため、同志集めと銭集めに動き出す。 十三郎と篤平治は吉岡宿の実力者を説得して同志に引き入れ、秘密裏に銭集めを進めていくが、十三郎たちの行動は次第に吉岡宿の人々の関心を集めるようになり、周囲に諭されて銭を出す者や名誉欲に駆られて銭を出す者も現れ出す。また、私財を売り払ってまで銭集めに奔走する十三郎に対し、息子の音右衛門が反発するなど問題が山積。そんな中、十三郎の弟で実家の造り酒屋浅野屋を継いだ甚内(妻夫木聡)が協力を申し出て、目標額の千両に相当する5千貫文を集める。出資する商人が尊敬を集める一方で出資しない商人が蔑まれる不和を心配した村のまとめ役は、銭を出した商人たちに徹底的に慎みを求め、子々孫々にいたるまで出資を自慢せず、上座に座る事もなく慎ましい生活を送る事などを誓わせる。しかし、十三郎たちの申し出は、仙台藩の萱場杢(松田龍平)に却下されてしまう。

磯田道史の「穀田屋十三郎」(『無私の日本人』所収)が原作。困窮した宿場町を救うため、千両もの大金を藩に貸し付けその利子を町へ還元しようと、藩に立ち向かっていくお話。羽生結弦選手が殿役ってのが最大の話題でしょうね。作品のテーマである、地域振興(復興)に即してるしね。コメディかと思いきや、人情ものでした。町のために資材を擲つ良い話です。
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人々は諦めかけるが、守銭奴と悪評が立っていた先代・浅野屋(山崎努)が、伝馬役の免除のために銭を貯めていたことが分かり、先代に感銘を受けた吉岡宿の人々や郡奉行の活動により、萱場は申し出を受け入れる。しかし、「藩は銭(貫文)は取り扱わないので、金(両)で納めるように」と言われる。財政難で乱発された銭の交換比率が下がっており、さらに銭が必要となる。吉岡宿の人々が各々銭を工面するが足りず、最終的に甚内が酒屋である浅野屋を潰すほど出資したり、音右衛門が仙台に奉公に出て10年分の給料を前借りするなどして千両を揃える。十三郎たちは萱場から報奨金を受け、浅野屋のために銭を渡そうとするが甚内はその銭さえも宿場の人々に分け与えようとして固辞。そこへ藩主・伊達重村(羽生結弦)が現れ、3つの酒名を与えて浅野屋を潰さぬよう命じる。

posted by どん at 21:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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