2018年04月13日

未知への飛行


2018.Apr.07
☆☆☆★★
Fail-Safe (1964) on IMDb

米ソ冷戦時代。早朝5時30分、ブラック将軍(ダン・オハーリー)は、またもや悪夢に苦しめられて目が覚めた。US空軍のグレイディ大佐(エドワード・ビンス)率いるB-58爆撃機の編隊が巡回飛行中、モスクワを核攻撃せよとの指令が入り、グレイディ大佐は部下の4機の爆撃機を率いてモスクワ上空へと向かう。しかし、これはUSの軍事コンピュータが誤作動を起こしたことによる誤った指令だった。これを知ったUS政府は攻撃を阻止すべく急遽対策を協議するが、そうするうちにも、グレイディの編隊は帰還可能ポイント=フェイル・セイフを越えてしまう。ペンタゴンではスウェンソン国防長官を中心に、政治学者のグレテシュール(ウォルター・マッソー)、ブラック将軍らが協議する。グレテシュールは「この際ソ連を徹底的に叩くべきだ。たとえソ連の反撃をうけてもまだUSには生存者がいるのだから」と主張。ブラックは、全世界的殺栽は防がなくてはならないと反論する。フェイル・セイフを越えてしまうと、たとえ大統領といえども引き戻すことはできないため、大統領(ヘンリー・フォンダ)はホットラインを通じてソ連首相に領空侵犯は手違いで起きたものであることを伝えたうえで、ソ連側で爆撃機を撃ち落してくれるよう依頼する。オマハでは、ソ連側にグレーディ隊機の特徴を教えよ、と命じられたカシオ大佐が反抗し、MPにとり押えられる。編隊のうち4機はソ連側の迎撃部隊によって撃ち落されたが、グレイディ機だけは攻撃をかわしてモスクワ上空に到達、ついにモスクワに核攻撃が行われてしまう。大統領は全面核戦争を回避し、ソ連にモスクワ爆撃が手違いで起きたことを納得させるため、驚くべき決断を下す。

ユージン・バーディクとハーベイ・ホイラーの『未確認原爆投下指令/フェイル・セイフ』が原作。水爆を搭載したUS爆撃機に誤ってモスクワ爆撃命令が下り、回避不能となった時に、US大統領が驚くべき決断を下すお話。前半はかなりダル。後半一気に緊張感が生まれる。同条件にする苦渋の決断が辛いね。これを観ると、広島・長崎への原爆投下に対して一切悔恨がないことがわかるな。それがUSの意識。キューブリックの『博士の異常な愛情』と同年の作品で、公開を遅らされたのだとか。
未知への飛行 - フェイル・セイフ -を買って観る
未知への飛行 - フェイル・セイフ -を借りて観る
こちらの未知への飛行 - フェイル・セイフ -レビューも参考に
posted by どん at 22:30| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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