2019年12月31日

冷血の罠


2019.Oct.20
☆☆★★★
渋谷区桜ヶ丘で探偵を営む藤原(哀川翔)の依頼人・須田久子が、何者かによって殺害される。更に、少女がビルの屋上で惨殺されるという事件が発生する。そんなある日、数年前に自殺した妹の元夫・花園(西島秀俊)と再会した藤原は、妹の自殺の原因が花園の浮気だけでなく、何者かに暴行されたことにあったと聞かされて愕然となる。そして、未だに捕まっていない犯人を個人的に捜しているという花園から、調査の続きを依頼される。桜ヶ丘で起こったあらゆる事件を調べることで犯人に近づこうと考えた花園が、5年がかりで作成した綿密なメモと事件発生現場を記した詳細な犯罪地図を渡された藤原は、事件の起った場所を検証して歩く。だが、犯人の手がかりは一向に掴めない。そんな時、調査の依頼後失踪していた花園から1本のビデオが届く。そこには犯人を捜して夜の町を徘徊するうち、いつしか人を襲い逃げる快感に酔いしれる犯人の気持ちに同化するようになった花園の独白と共に、殺された須田久子の姿が映っていた。その後、犯人と思しき容疑者の情報が花園から藤原に送られてくるようになり、藤原は遂に犯人を追いつめるが、犯人は藤原の目の前で首を縊ってしまう。

本年最後の投稿。無事、365日分UPできました。来年はどうなるか…
藤原智美の小説『恋する犯罪』が原作。渋谷区桜ヶ丘を舞台に、探偵の妹の自殺の原因を巡り、元凶を探り、妹の元夫と対峙に至るお話。妻子を自殺に追い込んだ復讐のため、犯罪者の気持ちになって調査する内に木乃伊取りが木乃伊になってしまったわけね。テンポが鈍いので、1.5倍速位で丁度良い。いつしかイイ男の代名詞になった西島秀俊だけど、若い頃って全然イケてないな。
こちらの冷血の罠レビューも参考に
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posted by どん at 17:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月30日

泳ぐひと


2019.Oct.20
☆☆★★★
The Swimmer (1968) on IMDb

夏のある日曜の午後。ネッド(バート・ランカスター)は水泳パンツだけという姿で、友人ダンの家を訪れる。友人夫婦は前夜のパーティでくたびれており、一緒に泳ごうというネッドの誘いを断る。昔は皆一緒に泳いだ仲だったのに。ここでネッドは、隣人たちのプール伝いに泳いで家へ帰ろうと決心した。ダンのプールを泳ぎ渡ったネッドは次にベティ・グレアム家のプールを訪ねる。かつてネッドが恋したベティは、新築のプールを自慢し、小市民生活に満足しきっていた。幻滅し、ネッドはハマー夫人の家へ向かう。が、ハマー夫人は、息子が病気の時ネッドが見舞いに来なかったのを根にもって、冷たく追い払う。ジュリアン・フーパーの両親は留守だったが、かつてメリル家の子守りをしていたジュリアンは、美しい娘に成長していた。彼女はネッドの泳ぐことに賛成で、一緒に行くことにする。一緒に友人のプールを泳ぎ、野生の馬と競争したり2人は楽しい時を過ごす。ハードル越えをやって、ネッドは足に怪我をする。しかし、ネッドは、ジュリアンがコンピューターによりボーイフレンドを選んだという話をした時、彼女にも失望を感じ、1人で次のヌーディストのハローラン家に向かう。道を行くネッドの前に少年が現れた。少年の家のプールは渇れており、同じように少年の心も失われていた。ビスワンガー家はパーティの最中。正装した人々の中で、ネッドは招かれざる野蛮人だった。続いてネッドは昔の愛人で女優のシャリー・アボットを訪ねる。シャリーは心の古傷をえぐられ、彼を追い返す。公衆プールでさんざんに冷遇され、ネッドはやっとのことで家へ帰りつく。

ジョン・チーヴァーの同名短編小説が原作。高級住宅街に突如水着姿で現れた男が、旧友の家のプールをはしごしながら我が家を目指すが、人々の態度が次第に奇異なっていくお話。当時バブリーだった広告業界人(USと言う国や国民のメタファーでもある)の愚かさを揶揄してるのだそうな。どうやら会社をクビになり、かつての羽振りや若さも失っているのに、当時のままの様な幻想を抱いて、女を口説いたりパーティーに呼ぶとか吹かしているナルシスト。徐々に実態が明らかになって、現実に引き戻される(ナルシスの呪いが融ける)という、不条理風で不思議な作品。
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こちらの泳ぐひとレビューも参考に
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posted by どん at 17:37| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月29日

HYSTERIC


2019.Oct.20
☆★★★★
「人より少しだけ不幸かもしれない」と思いながら真面目に生きて来た真美(小島聖)は、智彰(千原浩史)という暴力的な青年と出会う。ナイーブだけどキレやすい智明の強引な愛に引きずられ、全てを放り出す真美。車上荒らしに空き巣にと安易な犯罪を繰り返すうちに苦しくなった真美は、高校時代の彼・圭二を訪ねる。しかし、追ってきた智彰の姿を見て磁力に逆らえないように圭二から金を脅し取る。そして、圭二の隣室のサラリーマン(鶴見辰吾)を恐喝してるうちに殺してしまい、やるせない逃避行に走る。

1994年2月の青学大生殺害事件をモチーフにした作品。破滅へと突き進む男女のゆがんだ疾走を描く。千原ジュニア、主役やってたんだ。『ボニー&クライド』をやりたかったのかもしれないけど、自分勝手な無軌道ぶりにただただイラつく。実際にあった事件(http://en.yourpedia.org/wiki/青山学院大学生殺害事件)をベースにしてるが、逃げ切っていて数年後に出会うところはフィクションのようだね。
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posted by どん at 21:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする