2017年10月31日

アルファヴィル


2017.Oct.29
☆☆★★★
Alphaville (1965) on IMDb

1984年のある晩、探偵レミー・コーション(エディ・コンスタンティーヌ)は、地球から9000キロ離れた星雲都市アルファヴィルに到着。彼の任務はブラウン教授(ハワード・ヴェルノン)を救い出すか、不可能ならば殺すことと、先に派遣されて消息を絶ったアンリ(エイキム・タミロフ)の行方を探索すること。ホテルに着くや、レミーは誘惑婦(クリスタ・ラング)の誘いを受けめんくらってしまう。この都市はどこかおかしかった。新聞も雑誌もなく、人々はアルファー60という電子指令機の命令のままに動いていた。やがて、彼の前に教授の娘ナターシャ(アンナ・カリーナ)が接待係として現われる。彼女はしきりに外界の話に興味を示す。その後、レミーは苦労をしてアンリを探しあてるが、彼はアルファー60の洗脳的拷問によって廃人同様の姿になっていた。その彼が息を引きとる直前、アルファビルは思考構造が符号化された人間の住む世界で、アルファー60の目標は完全なる技術社会であることをレミーに告げる。ナターシャに案内されたレミーは、ブラウン教授が祭司を務める公開死刑を見学。これは、論理を尊重せず感情を抱いた人間たちを殺すショーだった。レミーはそこで教授にインタビューを申し込もうとしたが、逮捕されアルファー60の訊問をうける。アルファビルはブラウン教授一派の力で急速な発展をみせたが、彼等も機械の奴隷にすぎなかった。釈放されたレミーはホテルに戻り、ナターシャにエリュアールの、「苦悩の首都」を読んで聞かせる。“愛”“悲しみ”“やさしさ”という言葉の意味を彼から聞いたナターシャは、過去に自分が父親と一緒に誘拐されて来たことを思い出していく。そして、遂に正体を見破られたレミーが拷問されるのを見て、思わず涙を流した彼女は、反逆罪で告発される。そこで、レミーは一挙に反撃に出る。教授を射殺、アルファー60を破壊した彼は、自爆寸前のアルファビルを後に、ナターシャと脱出。いま、地球に向う車の中で、ナターシャは初めてレミーに「愛する」という言葉をかける。

1965年ベルリン国際映画祭にて最高賞である金熊賞を受賞したジャン=リュック・ゴダール監督作。感情を表すと処刑されてしまうコンピューターに支配された星雲都市で、探偵・レミーがコンピューターに立ち向かう姿を描く。「実験的、芸術的、冒険的、半SF」とゴダール自身が名付けた、文明批評映画なのだとか。当時のパリの風景をそのまま近未来と称しているけど、60年代にしか見えないね。コンピュータによる管理社会なんだけど、古めかしさは隠せないわ。『ウルトラQ』の1エピソードみたいだな。
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こちらのアルファヴィルレビューも参考に
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2017年10月30日

リベンジポルノ LOVE IS DEAD


2017.Oct.29
☆☆★★★
大手建設会社の秘書課に勤務する能登沙耶香(吉川あいみ)は男性社員から人気のアイドル的存在。今日も男性社員からの高級ランチの誘いに、派遣社員の優木史子(島村舞花)をダシに、いつもの様に我が儘放題。そんなある日、史子の部署にイケメン営業マン尾崎義昭が配属になった。心ときめく史子だったが、沙耶香に尾崎を奪われてしまう。だがそれも束の間、沙耶香は専務のジュニアとの縁談が持ち上がり、あっさりと尾崎を捨ててしまう。傷心の尾崎と肉体関係を持った史子は、沙耶香の身勝手さに業を煮やし、彼女の元カレから入手したポルノ画像を尾崎と結託し、沙耶香に好意を寄せる上司の草野に送信してしまう。驚く草野だが、その写真をネタに沙耶香を凌辱してしまう。沙耶香は振りかかる耐え難い辱しめに耐え、スキャンダルをリセットしようとする。翌日、その画像がネットで公開されていた。画像を蓄えていた草野は左遷、沙耶香も縁談は破談になり資料課へ転属させられる。事の発端を作った史子は、沙耶香に謝罪し、尾崎の行為を撮った映像を沙耶香に託す。沙耶香は、その映像を会社に託し、尾崎は左遷、沙耶香に良くしてくれたシステム課の管理職と結婚退社する。しかし、この騒動を操る黒幕がいた。

この手の作品としては、凝った展開になってます。ヒロインに割を食わされる日陰の女や、騒動の黒幕、オチで特徴付けてますな。
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こちらのリベンジポルノ LOVE IS DEADレビューも参考に
posted by どん at 21:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月29日

よみがえりの島


2017.Oct.29
☆☆☆★★
沖縄。吉岡(川瀬陽太)は妻・ミチル(朝倉ことみ)の念願であったゲストハウスの開店準備に追われていた。新婚旅行以来4年の月日が流れていた。5年前。売れない作家・吉岡は官能小説で食いつなぎながら、カルチャースクールのバイトで実践小説講座の講師をしていた。ミチルは、吉岡が教えていたスクールの生徒であり、彼の熱烈なファンであった。ミチルの誘いで飲みに行き急速に仲が深まる2人。やがてミチルは小説家の夢を諦め、妻として吉岡を支える道を選ぶ。ミチルは夫の才能を信じて疑わず、保険の外交員として応援し続けた。数年後。夫婦生活は冷え、ミチルは夫の浮気も感じていたが耐えていた。ある日、営業先でセクハラを受けたミチルが帰宅すると相変わらず吉岡は酒を飲んでいた。ミチルが吉岡の生活態度を罵ると、彼は捨て台詞を吐き家を出ていく。吉岡は、当時スナックのママ・マキ(真木今日子)と関係があり、ミチルとは違う肉感的な魅力に溺れていた。マキの部屋に居候して数ヵ月後、マキから奥さんの所に帰るように言われる。彼女には男がおり刑務所から出所してくると聞かされ、吉岡は一目散に逃げ出す。吉岡が帰宅するとミチルは優しく迎え食事を作る。ミチルの愛を痛感した吉岡は改心し執筆に没頭。新婚時代のムードが戻り生活は一変する。小説が完成し知り合いの編集者・岡本(小鷹裕)に渡す。やがて新人文学賞にノミネートされ、受賞。順風満帆な生活が2人に訪れる。受賞記念に「あの島」に行こうと吉岡はミチルに提案する。島のスナックのママ・明恵(和田光沙)は泥酔した吉岡の話に耳を傾けていた。妻とゲストハウスを経営する予定だったが、自動車事故で死亡したという。カウンターで寝ている吉岡を起こして寝室へ連れてゆく明恵。事後、布団の中で明恵は、島の裏側の御神崎灯台付近が霊場で、奥さんに会えるかもしれないと教え匂い袋を渡す。灯台の付近をミチルの名を叫び歩き回る吉岡は。匂い袋を海に捨てようとするが思いとどまり車に戻る。すると「先生」と吉岡を呼ぶ声が聞こえる。助手席にミチルが座っていた。ゲストハウスはオープンを控え2人は甘い幸せな日々を送っていた。ある日、海辺でミチルが別れの時が来たと告げる。吉岡は匂い袋の香りが消えかけている事に初めて気が付く。

沖縄県石垣島を舞台に官能小説家とその妻の純愛を綴る。この手の作品には珍しく、愛情のすれ違いを軸とした凝ったストーリーで、哀しみも備えています。チープ感は否めないけれど、演者を揃えればかなり良い作品になるかも。
よみがえりの島を買って観る
posted by どん at 21:36| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする