2017.Sep.24
☆☆★★★
【プロローグ】ビリー少年(ジョセフ・キング)は大のホラー・コミック・ファン。だが、父親はくだらんものを見てと言ってコミック雑誌をゴミ箱に捨てる。ビリーが窓に目をやると、そこには骸骨が。雑誌が風にめくられて…。 第1話【父の日】。因業なネイト(ジョン・ローマー)は7年前の父の日に「ケーキを出せ」とわめき、頭に来た娘のベリンダ(ヴィヴェカ・リンドフォース)に殺された。毎年この日になるとべリンダは父の墓を訪ねた。今年は墓から腐乱したネイトが出現し、ベリンダを殺し、親類のハンク(エド・ハリス)、シルヴィア(キャリー・ナイ)に「ケーキを出せ」とわめきつつ迫る。 第2話【草まみれの男】。農家の庭に限石が落下し、それを発見したジョーディ(スティーブン・キング)が、水をかけると限石は2つに割れ、中から緑色のネバネバが。やがて、その緑色のネバネバが家を、ジョディをつつみ、ジョディは自殺する。 第3話【みち潮】リチャード(レスリー・ニールセン)は妻ベッキー(ゲイレン・ロス)の浮気相手ハリー(テッド・ダンソン)を海辺の砂に埋める。海水にのまれるハリー。ハリーの前にベッキーも同じめにあわせていた。やがてペチャペチャと水を含んだ2人の足音が…。 第4話【開封厳禁】。大学教授のヘンリー(ハル・ホルブルック)は悪妻ウィルマ(エイドリアン・バーボー)に悩まされていた。用務員が学校の階段の下に発見した箱の中には怪物が入っていた。学部長のデクスター(フリッツ・ウェーバー)の眼前で用務員が引きずり込まれていった。デクスターから相談されたヘンリーは、ウィルマを言葉巧みに階段に誘いこみ、怪物に食わせてしまう。そして、箱を池に捨てて帰宅。やがて水中で箱から怪物が…。 第5話【クリープショー】。ゴキブリを狂的に憎む悪徳実業家アプトン(E・G・マーシャル)が無菌室でゴキブリの群に襲われる。【エピローグ】。コミック雑誌をひろった清掃夫(トム・サヴィーニ)がめくっているとヴードゥ人形の広告の個所が切り取られている。その頃ビリーはヴードゥ人形に鋭い針を突き刺し、朝食中の父親が苦しむ。
ジョージ・A・ロメロ監督とスティーブン・キングが協力して作った5話のオムニバス・ホラー。オリジナル脚本をスティーヴン・キング、監督をジョージ・A・ロメロ、特殊メイクをトム・サヴィーニなど数多くの著名人が名を連ね、キング本人とその息子ジョー・ヒル、サヴィーニは俳優としても出演。B級感満載の作品。エド・ハリス、レスリー・ニールセン、ハル・ホルブルック他、意外に豪華なキャストを観るのは楽しいものの、35年前の古さを感じざる負えないな。
クリープショーを買って観る
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