2016年06月30日

マジック・クリスチャン


2016.May.03
☆★★★★
独身の大富豪ガイ・グランド卿(ピーター・セラーズ)は、ロンドンの公園をうろつくフーテン青年(リンゴ・スター)を養子にした。その目的は、エリートづらをした人間どもを金を使って徹底的に攻撃しよう、というものだった。意気投合した2人はさっそく行動開始。まず手始めに、国立劇場のハムレット役者(ローレンス・ハーヴェイ)にストリップを演じさせ、得意満面。また、狩猟に軍隊を出動させ上流貴族のどぎもを抜き、ドッグ・ショーに黒豹を参加させ大混乱を招き、ボクシングの選手同志にホモのラブ・プレイをやらせたり、ついには有名なK大対O大の対抗ボート・レースを、コーチ(リチャード・アッテンボロー)に金をつかませ、目茶苦茶に。すばらしい戦果に悦に入る2人は、豪華客紛「マジック・クリスチャン」号を仕立て、一大トリック作戦にかかる。まず広告を出し、エリートを自認する有名人を集めた。クラウス船長(ウィルフリッド・ハイド・ホワイト)の愛想のよい応特を受け、客たちは和気あいあいの雰囲気。バーでは女装の男(ユル・ブリンナー)とひとりの男(ロマン・ポランスキー)が歌に酔いしれていた。やがて、グランド親子は悪戯を開始。シー・ジャックやゴリラや吸血鬼(クリストファー・リー)が現われ、船内は大混乱。船底に逃げ込んだ船客は、またそこで、女奴隷長(ラクエル・ウェルチ)が裸女に船を漕がせている光景を見る。一方、デッキで逃げまどう客たちは、「マジック・クリスチャン」号が、ドックに浮んだハリボテの船だったことを知る。この成功に続いて、2人はさらに破廉恥なアイデアを実行。ロンドンの広場に、ばかでかいコエダメを作り、その中に金を投げ込んだ。そして、ロンドンっ子たちが、夢中でその金を取ろうとする醜態を眺めるのだった。やがて最初に出会った広場に戻った2人は、快感に酔いながら、寝袋にもぐりこむ。「ジュニア!やっぱり自然の中だけが自由なんだ……」

金の使い道に困っている大富豪が、その財力を駆使して悪戯を仕掛け、金銭至上主義を皮肉る作品。キャストは超豪華なんですが、笑いの質が小学生レベルで笑えませんね。ビートルズファンがリンゴ・スターを拝むための作品かな。
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2016年06月29日

ジェイン・オースティンの後悔


2016.May.02
☆☆★★★
19世紀の英国を代表する女流作家ジェイン・オースティン。18世紀から19世紀のイングランド上・中流社会を舞台に、ペン先に棘のあるユーモアを躍らせ6つの長編小説を発表した。裕福な男性からプロポーズされ、承諾したジェイン(オリヴィア・ウィリアムズ)。しかし翌日にはその約束を取り消してしまう。時は経ち、ジェインは母と姉と住居を共にし、幸せな独身生活を送っていた。姪のファニーは結婚を考えている恋人への感情に整理がつかず、叔母のジェインに悩みを打ち明ける。乾坤にあこがれるファニーをジェインは平常心では見ていられない。牧師の父の死去後、叔父フランクの家で暮らす。そこでジェインは、若い医師に恋するが、ファニーに譲ることになる。ジェーンの愛読者であった後のジョージ4世にもてなされ、急遽『エマ』は献呈する。その後、妻を亡くした兄エドワードの別邸に移る。ジェイン自身は家族に独身でいることを責められながらも執筆を続けていくが、体調を崩しがちになる。

オリヴィア・ウィリアムズもの。生涯独身を貫いたイギリスを代表する女流作家ジェイン・オースティンの晩年を描いた伝記的お話。作家として大成したけれど、女性としての幸福を手にしたかは別ということですな。若く美しい姪に対する愛情と嫉妬、結婚や家庭を持つことへの憧れを晩年まで持っていたのね。その願望が作品を生んだのかもしれませんね。
ジェイン・オースティンの後悔を買って観る
こちらのジェイン・オースティンの後悔レビューも参考に
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2016年06月28日

ルーザーズ


2016.May.02
☆☆☆★★
ボリビアのジャングルに潜む麻薬組織殲滅の為に派遣されたクレイ率いるエリート特殊部隊“LOSERS(ルーザーズ)”(ジェフリー・ディーン・モーガン、クリス・エヴァンス、イドリス・エルバ、コロンバス・ショート、オスカル・ハエナダ)。しかし、その任務中、彼らは何故か米軍に命を狙われ、現地に取り残されてしまう。やがて、この一件の裏にマックス(ジェイソン・パトリック)と呼ばれる黒幕の存在が浮上。死亡とみなされているのを幸いに潜伏した5人は、汚名を晴らし、マックスに借りを返す作戦を練る。彼らの前に、マックスへの因縁を持つという謎の女アイシャ(ゾーイ・サルダナ)が現われ、一致団結して復讐を開始する。有能な工作員である彼女は5人に協力しながらも、彼らには言えない影の任務を帯びていた。その最中、またしてもルーザーズはピンチに立たされる。

ゾーイ・サルダナもの。DCコミックのグラフィック・ノベルが原作。任務先で仲間に裏切られた特殊部隊のメンバーが謎の女と共に復讐に乗り出すお話。同じ頃制作された『特攻野郎Aチーム』と似た話のせいか、日本では劇場未公開にされたらしい。2010年当時、日本で客を呼べるキャスティングではなさそうですし。その『特攻野郎Aチーム』よりスタイリッシュな出来で、楽しめますな。
ルーザーズを買って観る
こちらのルーザーズレビューも参考に
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