2016年01月31日

ビューティフル・マインド


2015.Dec.20
☆☆☆★★
1947年9月、プリンストン大の数学科に入学を果たしたジョン・ナッシュ(ラッセル・クロウ)。彼の頭にあるのは「この世のすべてを支配する真理を見つけ出したい」という欲求。ひとり研究に没頭するナッシュは次第にクラスメートからも好奇の目で見られるようになる。しかし、ナッシュはついに画期的な“ゲーム理論”を見い出す。類いまれな頭脳を認められ、希望するMITのウィーラー研究所に採用。ある時、諜報員パーチャー(エド・ハリス)にソ連の暗号解読を依頼される。世界の危機を救うことに喜びを感じ、密かにスパイ活動を続けるナッシュ。そんな彼にとって講師の仕事はつまらないものだったが、聴講生のアリシア(ジェニファー・コネリー)と愛を交わすようになり、2人は結婚する。結婚後も極秘でスパイの任務は続いていたが、プレッシャーは大きくなり、命の危険を感じる出来事も重なる。幻覚に悩まされるナッシュだが、実は大学時代から統合失調症が発症していた。大学に勤めながらの、静かで長い闘いの日々。そして彼は老人になり、思わぬノーベル賞の報せを受け取る。幻覚症状は治っていないものの、ナッシュは穏やかな心を手に入れており、受賞のあいさつで妻への感謝を述べる。

『コクーン (1985)』『バックドラフト (1991)』『アポロ13 (1995)』『ダ・ヴィンチ・コード (2006)』『ラッシュ/プライドと友情 (2013)』など秀作だらけのロン・ハワード監督、2001年の作品。アカデミー賞で作品賞、監督賞、ジェニファー・コネリーの助演女優賞、脚色賞を受賞。ゲーム理論でノーベル経済学賞を受賞した実在の天才数学者の数奇な人生を統合失調症の患者視点で描いた作品。患者視点なので、サスペンス調になってるけど、現実じゃないのね。見たもの聞いたものが実体験になるわけだけど、統合失調症だと虚構を見たり聞いたりしてしまうので、それが現実になってしまい健常者とギャップが生まれるのが怖いところ。そこは良く表現されてるかと。作品には描かれてないけど、実際にはアリシアは離婚していて、ナッシュを夫としてではなく、同居人の形で引き取って闘病生活を支えたのだとか。タイトルが最終的に到達したナッシュの心か、アリシアの心かで迷ったけど、アリシアと考えるのが自然だな。ジェニファー・コネリー、とてもキレイね。
ビューティフル・マインドを買って観る
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2016年01月30日

オズ はじまりの戦い


2015.Dec.20
☆☆☆☆★
カンザスの若き奇術師オズ(ジェームズ・フランコ)は、偉大な人間になることを夢見ていた。ある日気球に乗り込んだところ、竜巻に巻き込まれてしまう。たどり着いた先は、美しい魔法の国・オズだった。降り立ってみると、オズの国は邪悪な魔女が支配し、苦しめられている民たちは偉大な魔法使いオズが国を救うとの予言を心のよりどころにしていた。オズはその魔法使いと同じ名前であるため誤解されてしまい、西の魔女セオドラ(ミラ・クニス)の案内で、彼女の姉である東の魔女エヴァノラ(レイチェル・ワイズ)の住むエメラルド・シティの宮殿へ行く。二人の美貌と財宝に目が眩んだオズは、自分が単なる奇術師であることも忘れて、南の悪い魔女を倒せばこの国の王になれるとのエヴァノラの言葉のまま、翼の生えた猿・フィンリーとともに南へ向かう。道中、悪い魔女により破壊された陶器の町で、孤児となった陶器の少女と出会う。邪悪な力により虐げられた様を目の当たりにしたオズはほのかに使命感を芽生えさせる。ついに南の魔女グリンダ(ミシェル・ウィリアムズ)のもとまで来たオズは、グリンダの清らかな美しさと優しさに魅了される。彼女こそが亡くなった国王の娘で、エヴァノラが本当の「悪い魔女」だと語る。エヴァノラは、セオドラにオスカーが自分を含めた魔女3人と交際しようとしていると思い込ませる。エヴァノラは傷付いたセオドラの心を癒すと騙して魔法のリンゴを食べさせると、セオドラは緑の肌の怪物のような姿に変身してしまう。グリンダはオズが本物の魔法使いではないと知りながら、彼こそがエヴァノラを止めることができると信じて信頼する。グリンダが用意した軍隊が農民、ブリキ職人、マンチキンだったことにオズは落胆する。オズは陶器の少女に尊敬するトーマス・エジソンの話をした後、手品とエジソンの技術を組み合わせたプランを思いつき、グリンダ他、農民、ブリキ職人、マンチキンたちと戦いの準備を始める。

『オズの魔法使い』の前日譚として、若い頃のオズが悪い魔女から人々を救う過程で成長するお話。ディズニーだけあって、非常にわかりやすい話なんだけど、上手くまとめてますな。魔女に対して、人の英知で闘おうとするのが良いね。美しいミラ・クニスやレイチェル・ワイズの豹変ぶりも見所ね。典型的な魔女のイメージが出来上がる過程が面白い。ミシェル・ウィリアムズ演ずるグリンダを、誰が見ても美しいと称していたけど、USの感覚はそうなのか。ミラ・クニスの悪のイメージはわかるけど、レイチェル・ワイズもそうなのね。
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2016年01月29日

ラスト、コーション


2015.Dec.19
☆☆★★★
1938年。日本軍の中国侵攻から逃れ、香港に集団移住した女子学生ワン(タン・ウェイ)は、香港大学の演劇部でレジスタンス派の学生クァン(ワン・リーホン)に出会った。仲間たちと共に抗日運動グループを組織したクァンは、日本の傀儡政府、ワン・ジンウェイ政権のスパイのトップ、イー(トニー・レオン)の暗殺計画を立てる。そのためワンはマイ夫人と名乗り、スパイとしてイーに接近することを志願した。ワンは任務に徹するため、恋心を抱くクァンとではなく、仲間内で唯一女性経験のあるリャン(クー・ユールン)と初めての性体験を済ませ、暗殺実行に備えた。しかしその矢先、イーが大臣に昇進して上海に行くという報せが。未遂に終わり落胆するクァンたち。さらに計画を知ったイーの手下であるツァオ(チェン・ガーロウ)を殺害してしまった衝撃から、仲間たちは散り散りになる。1942年、上海。本格的なレジスタンス組織に加わっていたクァンは、上海大学の学生に戻ったワンと再会。クァンはイー暗殺計画を復活させるべく彼女を説得し、新しいボスであるウー(トゥオ・ツォンファ)に紹介。ワンは再びマイ夫人になりすまし、イーに近づく。たちまちイーとワンは男女の関係を結ぶが、次第に任務を超え、2人の恋愛感情は本物になって燃え上がっていく。やがてイーはワンにダイヤモンドの指輪をプレゼントしようとするが、その時にウーの一味がイーを襲い、彼はワンの正体を初めて知る。まもなくクァンたちは逮捕され、その中にはもちろんワンもいた。イーは込み上げる感情を抑えながら、彼女たちの処刑を部下に命じる。

原題“色・戒”をそのまま英訳したタイトル。暗殺を目論む女工作員と、暗殺対象の要人との間の愛の顛末。愛してはいけない人をお互い愛するようになってしまった故に、事実を知った時に悲劇が訪れるのですな。どうも感情移入できなかったせいか、切なさも何も感じなかったなぁ。ワンの立場で観れれば共感できるのかも。となると女性向け作品だな。
ラスト、コーションを買って観る
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posted by どん at 21:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする