2015年08月31日

スノーピアサー


2015.Aug.09
☆☆☆★★
地球温暖化がますます深刻になっていき、2014年、気温を最適なレベルに保つために79カ国により人工冷却物質CW-7が散布された。しかしこれが仇となり、雪と氷が地球を覆い氷河期へ突入。永久不滅のエンジンを搭載し1年かけ地球一周する列車スノーピアサーに全てが凍る前に乗り込んでいた者以外は死に絶えてしまった。それから17年後の2031年、人類唯一の生存場所であるスノーピアサーは、最後尾車両は貧困層の人々が押し込められ、皆食料を満足に得ることができず飢えていた。その一方で富裕層の人々がいる豪華な前方車両では、氷河期になる前と変わらない暮らしが続いていた。そしてスノーピアサーを開発したウィルフォード産業のウィルフォード(エド・ハリス)が絶対的権力を握っていた。最後尾車両にいるカーティス(クリス・エヴァンス)はエドガー(ジェイミー・ベル)ら仲間とともに、悲惨な現状を変えるために革命を目論み、反乱民を率いてウィルフォードのいる先頭車両を目指す。

フランス人漫画家ジャン・マルク・ロシェットのヒットコミックを、『殺人の追憶』のポン・ジュノ監督が映像化した作品。世界、社会の縮図ですな。実社会も現実こんなもので、なかなか面白い。前方車両へ進む過程に、様々なトラップがあることを期待してたのですが、それよりも格差を強調する手段として使ったのですな。生産性に限りがある以上、生態系のバランスが必要なのはその通りで、支配者を絶対悪とは言えないな。いつも口にしてるものの原料が何なのか、実際わかったもんじゃないね、恐ろしい。
スノーピアサーを買って観る
こちらのスノーピアサーレビューも参考に
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2015年08月30日

殺意の香り


2015.Aug.08
☆☆★★★
NYの精神科医サム(ロイ・シャイダー)の患者ジョージが殺害された。ジョージが勤めていたオークション・ハウスの同僚だという金髪美女ブルック(メリル・ストリープ)がサムの元を訪れたのは、事件を担当する刑事の来訪とほぼ同時だった。事件に興味を持ったサムがジョージの診療カルテを読むと、ジョージには愛人がおり、夢で訪れた家で緑の箱を手に入れ、ぬいぐるみをいたぶる少女に出会ったと語っていた。フロイト心理学によれば、箱は“女"、緑は“嫉妬"を指す言葉だ。オークション・ハウスへ出かけたサムは、ブルックの机から古いイタリアの新聞記事を見つける。それはフィレンツェで起こった不自然な死を報じた記事だった。サムはオークション・ハウス広報係ゲイルから、ブルックの実家がロングアイランドにあると聞き出して車で向かった。その家はジョージの夢に出てきた家とそっくりだ。そして、恐ろしい殺人鬼も同じ場所へ向かっていた。

メリル・ストリープが『ソフィーの選択』でアカデミー主演女優賞を受賞した1982年の作品。メリル・ストリープは好きな女優ではないですが、32歳の頃はキレイだったのだな。サスペンス作品としては、つまらなくはないですが、随分クラシックですな。殺されたジョージには、女が2人いることは初期にわかっていて、メリル以外には触れない。オークション勤めの女なら誰でも良いわけで、なるほど感がないのが惜しいのだな。過去にヒッチコック作品は当然あり、同年代ではブライアン・デ・パルマ監督の『殺しのドレス (1980)』やローレンス・カスダン監督の『白いドレスの女 (1981)』が先にあったことからすると、もっとやりようはあったかと。
殺意の香りを買って観る
こちらの殺意の香りレビューも参考に
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posted by どん at 13:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月29日

ナチョ・リブレ 覆面の神様


2015.Aug.08
☆☆★★★
幼くして両親を亡くし、修道院で育てられ、料理番を担当する修道僧イグナシオ(ジャック・ブラック)は、子供たちにおいしい食事を食べさせてあげたいと悩んでいた。修道院の経営は傾きかけていて、新鮮な食材を買うお金もない。新しい先生として修道院にやってきたシスター・エンカルナシオン(アナ・デ・ラ・レグエラ)にひとめ惚れし、俄然ヤル気を出す。憧れのルチャ・リブレのスター、ラムセスの豪華な暮らしぶりを目撃したナチョは、ルチャ・リブレでお金を稼ごうと決意する。ところがルチャ・リブレは、修道院では禁忌、試合をTVで観ることすら禁止していた。シスターからも、ルチャ・リブレは罪だと説教されて悩む。しかし、子供たちにおいしい食事させたい願いは強く、修道院には内緒で大会への出場を決める。以前、町でひったくられたことのあるやせ男スティーブン(ヘクター・ヒメネス)を捕まえて、パートナーになるよう説得する。蜂の巣を身体にぶつけたり、闘牛の相手をしたりと奇想天外なトレーニングを経て、お粗末な覆面を被り、正体を隠して試合に出場する。しかし、結果は惨敗。ところが、その負けっぷりが観客に大受けして、次の試合も出場出来ることになる。試合が金になることを知った彼らは試合を繰り返してお金を稼いでいく。しかし、負け続けてばかりで満足のいく試合を出来ないことに苛立つイグナシオは、純粋に勝利を掴みたいと、次第に闘争本能を募らせていく。そして戦いの果てに、ついにルチャのチャンピオン・ラムセス(セサール・ゴンザレス)への挑戦権を手に入れる。

ジャック・ブラックなので観る。日本の『タイガーマスク』的な設定のコメディ。『ロッキー』のパロディーとも言える。シンプルなストーリーで悪くないのですが、笑いがベタ過ぎて、笑えないんだな。シスター役のアナ・デ・ラ・レグエラがぺネロぺ・クルスをかわいくした感じで、とても良いなぁ。メキシコ作品が主で、日本公開される作品には出てないみたいで残念。
ナチョ・リブレ 覆面の神様を買って観る
こちらのナチョ・リブレ 覆面の神様レビューも参考に
posted by どん at 13:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする