2018年02月20日

アウト・オブ・コントロール


2018.Feb.10
☆☆★★★
88 (2015) on IMDb

その女(キャサリン・イザベル)は、記憶を失くしていた。撃たれた小指、バッグには拳銃と、あるモーテルの“88号室”の鍵。その部屋を訪れた女は、自分の名前がグウェンであること、恋人のアスターが殺されたことを知る。殺したのは裏社会に通じバーを経営するサイラス(クリストファー・ロイド)。フラミンゴと名乗る過去の自分は、復讐のためサイラスを殺そうとしていたらしい。そしてすべての記憶が蘇った時、彼女は真相を知る。

記憶を無くした女が、恋人を殺した犯人に復讐しようとするお話。主人公が記憶を無くしている上に、二重人格。しかも、作品構成の時間軸を入れ替え過ぎで、脳内で流れを組み替えるのが非常に鬱陶しい。誰が恋人を殺したのかを隠すためにそうしたことがラストでわかるけど、逆にそこまでしないと作品として成立し得なかったこともわかる。ヒロインのキャサリン・イザベルが、イイ女のようなそうでないような微妙ところも難。
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2018年02月19日

ハイ・ライズ


2018.Feb.10
☆☆★★★
High-Rise (2015) on IMDb

高名な建築家ロイヤル(ジェレミー・アイアンズ)によって設計された高層マンション群“ハイ・ライズ"は、ロンドンからほど近い通勤圏内にありながら、喧騒から切り離された別世界。各戸はラグジュアリーな内装と抜群の眺望を誇り、敷地内にはスーパーマーケット、プール、医療施設、小学校、レストランなど、ありとあらゆる設備が整っている。理想のライフスタイルを求めて、この場所に越してきた医師のラング(トム・ヒドルストン)は、俳優、モデル、アーティスト、TVプロデューサーなど一流のセレブリティばかりの隣人たちが毎晩のように開く派手なパーティに招かれて新生活を謳歌していた。ある日、ラングは低層階に住むワイルダー(ルーク・エヴァンス)から、フロアの間に階級が存在し、互いに牽制しあっている事実を知らされる。それは当初、小さな亀裂にすぎなかったが、ある晩起きた停電を境に住民たちの問題は顕在化し、マンションは突如として内部から崩壊を始める。高層階のセレブたちは、この建物の問題を暴くためドキュメンタリーを撮り始めたワイルダーを暴動の首謀者とみなし、粛清しようと企てる。一方のワイルダーもロイヤルの責任を追及しようとする。

J・G・バラードの同名小説が原作。上層階と下層階の間に大きな階級格差が存在する40階建て高層マンションを舞台に、内部の秩序が破壊され、ヒエラルキーが崩壊していくさまを描く。階層・階級の争いが、視野が狭くて深みがないな。子供の喧嘩っぽく、何だかみみっちい。原作だと面白いのだろうか。
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2018年02月18日

ヒン子のエロいい話


2018.Feb.08
☆☆★★★
売れない漫画家・天宮哲太は突然の落雷に驚き、頭を打って気絶しまう。気がつくと部屋には見知らぬカワイイ女の子ヒン子(希志あいの)がいた。彼の貧乏暮らしの原因は、アパートに住み着いている“貧乏神”ヒン子のせいだった。優しいヒン子は部屋を掃除したり、哲太の漫画のヌード・モデルになったりと尽くしてくれる。デッサンをしていた哲太は、ついムラムラして抱いてしまう。ある日、売れっ子漫画家・鳥肌明夫のアシスタントとして先生の家を訪ねた哲太は、セクシーな“福の神”のフク美(あいかわ優衣)にも出会ってしまう。自分の姿が見える男に初めて出逢い、テンションが上がったフク美は、とりあえず哲太とセックスする。淫乱のフク美と毎日のようにセックスし、お陰で哲太はどんどん金運に恵まれ、生活が向上して行く。しかし、健気に部屋で待ってるヒン子のことが頭から離れず、哲太はある日、セックスを迫るフク美を拒絶する。フク美とずっと一緒にいれば、億万長者になれるかも知れないのに。怒ったフク美は哲太の部屋に乗り込み、ヒン子を追い出して住み着こうとする。かくして、貧乏神vs福の神の熾烈なキャットファイトが始まり、見かねた神様が両者を天上に引き戻し、幸せを学ばせるために人間として地上へ戻す。ただの人間となって、ヒン子は哲太と、フク美はプロゴルファーと結婚し、平凡な家庭を築いて、お金では買えない幸せを掴む。

展開としては見え透いているけど、ラブコメ的に収まりが良いね。福の神のヤンキーっぽさが、何だか楽しい。希志あいのが、時折二階堂ふみに見えるのがお得かも。
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2018年02月17日

過激派オペラ


2018.Feb.04
☆★★★★
女たらし"の女演出家・重信ナオコ(早織)は劇団「毛布教」を立ち上げ、旗揚げ公演『過激派オペラ』のオーディションを開催。そんな中出会った一人の女優、岡高春(中村有沙)。春にひと目惚れしたナオコは、春を主演に抜擢し、学生時代からの演劇仲間や新たに加わった劇団員たちと旗揚げ公演に向けて邁進していく。同時に、ナオコの猛烈なアタックにより春との恋愛も成就。絶好調のナオコは旗揚げ公演を大成功に終わらせ、全て順調に進んでいるように思えた。次作を準備する過程で、2人を取り囲む女優たちの嫉妬や欲望、剥き出しの感情が交錯し、やがて劇団は挫折していく。

劇団を立ち上げた“女たらし”の女演出家がある女優と出会い、成功し挫折していくお話。本監督でもある劇団“毛皮族”の江本純子の自伝的小説『股間』が原作。どこまで一般的かはわからないけど、何となく想定してた通りの劇団の実態が垣間見れます。劇中劇や感情的なシーンで怒鳴ったりわめいたりでは、台詞が聞き取れん。五月蠅いだけ。
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2018年02月16日

二重性活 女子大生の秘密レポート


2018.Feb.04
☆☆★★★
Fucking Berlin (2016) on IMDb

大学で数学を学ぶ為にベルリンに引っ越してきた20歳のソニア(スヴェニア・ヤング)。誘惑が多いベルリンでも、ソニアは勉強しながら、生活を謳歌していた。やがて自由気ままに生きるポーランド人のラジャに恋をするが、お金も職もないだらしない彼のためにソニアはチャットレディの仕事を始める。しかし尽くしていた彼とすれ違うようになっていき、それがきっかけで風俗嬢として働き始める。娼館は家族のような居心地で、娼婦の人格としてさらに刺激を求めてアブノーマルな快楽の世界にハマっていく。コールセンター勤めと称していた嘘も、いつしかラジャにばれてしまい、破局を迎える。

ゾニア・ロッシの自伝に基づいた作品。真面目な女子大生の眠っていた欲望が覚醒していくが、様々なものを失う中で再生を期するお話。前にも独映画で似たような作品を観たけど、独の女子大生が娼婦化するのは良くあるのかね。日本でも遊びたい女子大生が風俗でバイトするのは良く聞くか。
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2018年02月15日

新・嬢王ゲーム 帰ってきた伝説の女


2018.Feb.04
☆★★★★
六本木最強のキャバクラ「Red Dragon」で、ナンバー1となったミカヨ(佐倉絆)。だが彼女の前に、伝説の嬢王と呼ばれた千鶴(古川いおり)が3年の時を経て再び戻ってきた。ミカヨは伝説に負けまいと、客の限界以上まで搾り取るようになっていた。ある時ミカヨの客のひとりが、借金を重ねてまで彼女に貢ぎ続けたのに全く振り向いてくれないという理由で、ミカヨを刺すという事件が起きる。ミカヨは一命をとりとめるが、入院生活を余儀なくされることに。一方、千鶴は伝説の名の通りに指名を伸ばしていった。実は千鶴は、今はつぶれた「冴島ファイナンス」の社長だった冴島を、裏社会の目から届かぬ自分の家にかくまっており、千鶴が復帰した理由も、「Red Dragon」でお金を貯めて2人でどこか遠くへ行こうと計画していたからであった。すべてが順調かに見えたが、冴島が千鶴のもとにいるという情報が洩れてしまう。

相変わらずのドロドロ。女の争いはわかるけど、新鮮味がないね。
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2018年02月14日

血まみれスケバンチェーンソー


2018.Feb.04
☆☆★★★
うぐいす学園に通う鋸村ギーコ(内田理央)は、解体業の家に生まれた天涯孤独の無類派スケバン。一方、彼女の同級生・碧井ネロ(山地まり)は破天荒な言動のために周囲から孤立していた。やがてネロはマッド・サイエンティストのような才能を活用し、クラスメイトたちを次々に改造。自分の帝国を築き上げていく。追試を受けるために学校に向かうギーコの前に、ネロの刺客として爆谷さゆり(佐藤聖羅)が出現。襲いかかるさゆりをギーコは間一髪で自前のチェーンソーを使って撃退する。しかし今度は、もともとは女生徒だったがネロにより性別まで変えられた怨憎(玉城裕規)ら忍者部一同が襲撃。怨憎の姿を見てギーコは笑い転げてしまうが、能力アップした怨憎を相手に苦戦する。さらに忍者部隊にチェーンソーを壊されてしまう。機械工作部にカスタムアップしてもらったチェーンソーで、次々に押し寄せるネロの刺客を倒していき、ネロとの最終決戦に挑む。

自分の帝国を築こうとする少女が同級生たちを改造。襲いかかる同級生たちに、スケバン女学生が自前のチェーンソーで立ち向かうお話。三家本礼の同名コミックが原作。スプラッタ・コメディですな。極めてくだらないのだが、徹底してるのが良いね。ある意味、日本らしい作品とも言える。
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2018年02月13日

シークレット・アイズ


2018.Feb.03
☆☆☆★★
Secret in Their Eyes (2015) on IMDb

元FBI捜査官レイ・カステン(キウェテル・イジョフォー)は夜ごとPCに向かい、US中の受刑者の写真を調べていたが、どうしても見つけられない男がいた。13年前の2002年、9.11アメリカ同時多発テロ事件の衝撃からLAの検察局に設置されたテロ対策合同捜査班に、現役FBI捜査官だったレイはNYから派遣された。そこで検察局捜査官ジェス・コブ(ジュリア・ロバーツ)とコンビを組み、さらにエリート検事補のクレア・スローン(ニコール・キッドマン)も加わる。捜査チームがアル・アンカラ・モスクの監視を続けるなか、モスクの隣の駐車場から女性の死体が発見され、レイはチームのシーファート(マイケル・ケリー)、バンピー(ディーン・ノリス)と現場に向かう。そこで、シングルマザーのジェスの娘キャロリンの変わり果てた姿を見て、レイは言葉を失くす。ジェスとは親友でもあり、キャロリンを娘同然の存在に思っていたレイは、必死で手掛かりを探す。そして、捜査課のピクニックの時の写真で、キャロリンを見つめる不審な男に気づく。男はモスクに出入りしていると判明するが、まもなく逮捕されたのは別人だった。レイはその男の正体を必死に探り出し、マーティンを逮捕することに成功するが、テロ捜査の情報屋であることを理由に釈放されてしまう。情報屋を失いたくない上層部の意向が働いた結果だった。その後、マーティンが所有していた自動車が何者かに燃やされ、すべての証拠は失われてしまう。あれから13年が経ち、遂にレイは受刑者の写真から容疑者を見つけたと確信し、検事になったクレアと捜査主任に昇格したジェスを訪ねる。罪悪感に苦しみ続けたレイの執念が実り、とうとう容疑者逮捕への手がかりを見つけるが、事件の解決に近づくうちに思いもよらない現実が立ちはだかる。

ニコール・キッドマンもの。国家の不条理に翻弄され、迷宮入りした13年前の事件に落とし前をつけるべく、再び捜査に乗り出した3人の男女が辿りつく驚くべき真実を描く。2009年度のアカデミー外国語映画賞受賞作、アルゼンチン映画『瞳の奥の秘密』のハリウッド・リメイク。何がシークレットなのかが、最大の見どころ。すっぴんメイクのジュリアは、誰だかわからんかった。ニコールも綺麗なんだけど、オーラが衰えたのは否めませんな。実は同い年なんだな、この2人。オリジナルも機会があれば観てみよう。
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2018年02月12日

ザ・フォース


2018.Feb.03
☆☆☆★★
De force (2011) on IMDb

全身黒ずくめの覆面武装強盗集団「オール・ブラックス」の鎮圧をカネッティ検事総長(アンヌ・コンシニ)から命じられた女刑事ダミコ(イザベル・アジャーニ)は、カネッティの指示に従い、服役中の大物犯罪者であるマカロフ(エリック・カントナ)を強引に脱獄犯に仕立て上げて警察の手先として「オール・ブラックス」に潜入させることにする。愛する妻子と一からやり直すために模範囚として真面目に過ごしていたマカロフは、ダミコに強く反発するが、妻に愛想を尽かされたことで、ダミコと肉体関係を持ち、警察の手先となることを決める。また、ダミコの個人的な依頼を受けて彼女の息子シリルを更生させるために薬物の売人と交渉するが、撃ち合いとなってシリルが瀕死の重傷を追ってしまう。マカロフは難なく「オール・ブラックス」の仲間に入るが、警察と連絡を取っているところをメンバーの1人であるブジマに目撃されたため、自分を疑うブジマに怒りをぶつける振りをしてブジマを殴り倒すと、ブジマはそのまま死んでしまう。残ったメンバー2人とマカロフの3人は計画通りに宝石を積んだ飛行機をハイジャックするが、待ち伏せていた警察にメンバーの1人であるジュディチェリが撃たれる。これで警察の計画通りに鎮圧されるはずだったが、マカロフが突然ダミコを人質に取り、リーダー格のヴェイスを奪った宝石とともに逃がす。パイロットとダミコを人質に飛行機に立て籠ったマカロフは、メディアを呼びつけ、自分が警察と法務大臣に嵌められて脱獄犯に仕立て上げられ、強盗団に潜入させられたことを告白、ダミコを証人とする。目的を達したマカロフは投降する。

イザベル・アジャーニ、アンヌ・コンシニもの。覆面武装強盗集団へ服役中の大物犯罪者を潜入させ鎮圧を目論む検察と強盗鎮圧班のお話。イザベルは、50代半ばにしては綺麗だけど、老化は否めませんな。『潜水服は蝶の夢を見る (2007)』のアンヌも同様ですが、ギリギリの線。囚人を事件解決に利用する設定や悲劇性、国家の汚いやり口など展開は面白いね。仏映画にしては、いきなりストーリーが飛んでいくような突飛さはなく、丁寧に編集されてますな。
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2018年02月11日

喰女-クイメ-


2018.Jan.28
☆☆★★★
舞台『真四谷怪談』で、お岩役を演じるスター女優・後藤美雪(柴咲コウ)。美雪の強い推挙により、恋人である俳優・長谷川浩介(市川海老蔵)が伊右衛門役に大抜擢される。さらに、鈴木順(伊藤英明)と、新進女優・朝比奈莉緒(中西美帆)がキャストとして決定する。浮気癖で優柔不断な性格が災いして美雪の付き人の倉田加代子に迫り、朝比奈に手を付けてしまう。伊右衛門のエゴや非道さに傷つくお岩の怨みと恐ろしさを舞台上にうつし出す四谷怪談の世界と、それを演じる男女の愛と欲が渦巻く現実世界。浩之の浮気に気づきながらも彼を受け入れようとする美雪と不貞の限りを尽くす浩介の現状が『四谷怪談』の岩と伊右衛門のそれぞれの役と一致していくことで、次第に二人は役に異常なほどにのめり込んで行き、芝居と現実との区別のつかない狂気の世界へ陥っていく。

柴咲コウもの。『四谷怪談』の劇中の物語と、演じる俳優たちの実生活が交錯していく愛憎の顛末を描く。劇中劇の『四谷怪談』と現実がシンクロするのがキモなんだけど、逆にそれが鬱陶しい。近松作品の映画化で良く用いられた手法ですが、その時は鬱陶しくはなかったので、本作のつくりが拙いのだろうな。怪談か現実かどちらかに絞った方が良かったのでは。台詞の音量が低過ぎたり、映像が暗過ぎて良く聞こえないし見えないな。柴咲さんが綺麗なのが救い。美雪が乱心するビジョンは、浩介の見た幻影だったのですな。
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こちらの喰女-クイメ-レビューも参考に
posted by どん at 22:30| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする