2017年11月22日

その女諜報員 アレックス


2017.Nov.19
☆☆☆★★
Momentum (2015) on IMDb

南アフリカ、ケープタウン。元女諜報員で一匹狼のアレックス(オルガ・キュリレンコ)は、かつての恋人ケヴィン・フラー(コリン・モス)に誘われ、銀行強盗計画に加わる。計画は順調に進み、無事にダイヤを手に入れたものの、メンバーの不始末で顔を晒す結果となってしまう。そのメンバーを射殺した彼女は、手際よく証拠品を爆破し、フラーと行動を共にする。その晩、このヤマを依頼した人間とホテルで会うことになっていたフラーだったが、待ち合わせ場所に襲撃者が乱入。アレックスは間一髪、姿を隠したものの、一流の腕前を持つ襲撃者は拉致したフラーを拷問し、ダイヤと一緒に盗んだUSBメモリの在り処を聞き出そうとする。その襲撃者たちは、ワシントン(ジェームズ・ピュアフォイ)と名乗るリーダーを始め、クリントン、ジェファーソンなど歴代大統領の名をコードネームに使用していた。フラーは最後までアレックスの名を口にしないまま死亡。襲撃者たちの隙をついて逃げ出したアレックスだったが、その姿を見られてしまう。襲撃者がフラーの妻と息子を狙っていることを知ったアレックスは、自分のことを嫌うフラーの妻の元へバイクを走らせる。アメリカの上院議員(モーガン・フリーマン)の意向を受けて行動する襲撃者は、殺人も意に介さず、アレックスの過去を調べ上げていた。フラーの妻子に迫る危機。頭脳明晰かつ冷酷なワシントンから逃れるため、アレックスは持てる能力のすべてを発揮して、彼らに立ち向かう。

オルガ・キュリレンコもの。銀行強盗計画に加わった元女諜報員が、超国家権力の陰謀に巻き込まれていくお話。なかなか面白い。緊張感が絶えず、テンポ良く展開する。窮地に追い込まれながらも、巧みに反撃に転じていく。アクションではあるけど、頭脳戦が根底にあるのが良いね。オルガの拷問もあったりして、ファンにはたまりませんな。
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2017年11月21日

ジュピター20XX


2017.Nov.18
Astronaut: The Last Push (2012) on IMDb

木星の衛星“エウロパ"に海洋生物が生息している証拠写真が数多く発表された近未来。投資家のウォルター(ランス・ヘンリクセン)が経営するモフィット社は、多額の金額を投資して独自の宇宙開発を進め、遂に人類史上初となる有人探査計画を実施。モフィット社が育てた2人の宇宙飛行士マイケル(カリー・ペイトン)とネイサンは、世界中の注目を浴びて地球帰還まで13年のミッションを果たしに宇宙へと飛び立つ。だがその計画は地球を離れて2年後、2人がコールドスリープ内で眠りについていたある日、突如最悪の展開を迎える。予期せぬ隕石との衝突により宇宙船が損傷。先に目覚めたマイケルは非常用クラフトルに逃げ込みなんとか一命をとりとめる。酸素を確保、地球との交信も、時間差はあるもののどうにか復活。しかし、指令班は地球への帰還を命じる。地球到着までにかかる期間は3年間。たった独り、宇宙空間での孤独で静か過ぎる日々が始まる。マイケルは、唯一の交信手段で技術者ボブ(ブライアン・バウムガートナー)に励まされながら帰還へのタスクを果たしていく。

木星探索へ向かう過程で隕石との衝突により帰還せざるを得なくなった宇宙飛行士が孤独と戦うお話。孤独になって精神的に追い込まれながらも帰還のタスクに立ち向かうところに同調して欲しいのだと思うのだが、隕石衝突以降何も起こらないと言っても良い位の展開に難があるな。
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2017年11月20日

クローズ・デイ


2017.Nov.18
☆☆★★★
Dark World 2: Equilibrium (2013) on IMDb

スクールバスの事故で川に投げ出された少女ダーシャは、水の中で異世界の男から不思議なペンダントを受け取る。時は流れ大学生になったダーシャ(マリヤ・ピロゴヴァ)に再び不思議な事件が。ペンダントを手に取ると生命エネルギーと共に「人ならぬもの」が見えるようになっていた。そんな彼女に“デリバリー・サービス"を名のる超能力者集団が接触する。彼らは、別次元に存在する闇の世界の扉が開き人間の振りをした影たち``Shadows"が、生命エネルギーを吸収しだしたと。闇の世界の結界を破壊し、先ずはモスクワを手中に入れる企みが進行していた。ダーシャは、自らの能力を発揮、超能力者集団の一員となり人々を守ろうとする。

女子大生の前に超能力集団が現れ、生命エネルギーを狙う闇の勢力と戦うお話。異なる特殊能力を持つ光軍団が闇軍団に立ち向かうのが、『ヒーローズ』っぽい体。ロシアン・ビューティが多数出演が売りかな。闇の女戦士役のパウリーナ・アンドレーヴァと嫉妬して闇に加担しちゃう彼女が好きだな。
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2017年11月19日

ブラッド&ワイン


2017.Nov.19
☆☆☆★★
Blood and Wine (1996) on IMDb

陽光降り注ぐフロリダ。ワイン・ディーラーのアレックス(ジャック・ニコルソン)は、高価なスーツにBMWを乗り回す、人も羨む生活を送っている。その内実は妻に暴力を振るい、外に女を作ることで家庭は崩壊寸前。おまけに店の経営状態は最悪だった。義理の息子ジェイソン(スティーヴン・ドーフ)は、母親の再婚相手ゆえにアレックスの身勝手に辛うじて我慢しているものの、義父を憎んでいた。ある日、金に困ったアレックスは、ポーカー仲間でプロの金庫破りだったヴィクター(マイケル・ケイン)と組んで、100万ドルのダイヤのネックレスを盗む計画を立てる。リッチな顧客の留守を狙い、まんまとネックレスを手に入れた2人。アレックスは宝石を換金するために愛人ガブリエラ(ジェニファー・ロペス)とNYに飛び、そのままアバンチュールを楽しむ予定だった。ところが、旅支度をしているアレックスを見つけた妻のスザンヌ(ジュディ・デイヴィス)は、すぐに夫の裏切りに気づき、毅然として行く手を阻む。激しい取っ組み合いの末、彼女は咄嗟に手にしたスタンドを夫の頭に降り降ろし、悶絶させてしまう。動転した彼女は、折りから帰宅したジェイソンと逃げるように車を飛ばす。意識を回復したアレックスは母子が宝石を持って行ったことに気づき、2人を探す。遂に居場所を突き止めたアレックスは、激しいカーチェイスで追い詰めていくが、スザンヌとジェイソンのの車は横転し、スザンヌは死亡。アレックスは命を取り留めたが、宝石は見つからなかった。悲しみに打ちひしがれるジェイソンは病院を抜け出し、自宅へ戻る。しかし、父のベッドにガブリエラがいたことで、彼女が父の愛人だと悟り、義父にさらなる復讐心をたぎらせる。ジェイソンはヴィクターに接触し、宝石はアレックスに返したと嘘を言う。ジェイソンの言葉を真に受けたヴィクターとの間に諍いが生じ、アレックスは喘息持ちの彼を窒息死させてしまう。宝石盗難の件で警察も動き出し、アレックスがヴィクターをも殺したことを知ったジェイソンは、彼をおびき寄せるために、ガブリエラに「宝石はクルーザーに隠してある」と偽る。

ジェニファー・ロペスもの。美しい海辺の街を舞台に、欲望や裏切りなどさまざまな確執に揺れる義父と息子の闘いを描く。ラストにて誰の心がどう動くのかが見どころかな。金か人か、人ならどちらを選ぶのか。ジェニファーが映画デビューした頃で、メジャーになる前の作品。28歳位かな。若くてかわいいね。
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2017年11月18日

アルマゲドン・コード


2017.Nov.18
☆☆★★★
Kod apokalipsisa (2007) on IMDb

ロシア連邦保安庁FSBは、凶悪テロリスト・ジャファドが世界主要都市を標的とした同時核兵器テロを計画している情報を掴み、女性捜査官・ダーシャ(アナスタシア・ザヴォロトニウク)に極秘の潜入捜査を命じる。ジャファドは、沈没したUSの潜水艦から4つの核爆弾を盗み、各地へ設置していた。核爆弾は14桁の数字コードを発信機へ入力することで起動するようになっていた。CIAとジャファドの交渉中にFSBが乱入し、ジャファドは絶命する。ジャファドの側近になっていたダーシャは、ジャファドが信頼する3名に起動コードを分割して託していることを知らされる。コードを求めフランスへ旅立ったダーシャは、ジャファドの計画の横取りを企むブッチャーの側近ディヴィア(ヴァンサン・ペレーズ)との接触に成功する。8桁のコードを掴んでいるディヴィアは、3桁のコードを知るダーシャに対して残りのコードを一緒に探すことを提案し、マレーシアへ飛ぶ。ジャファドの弟と接触したダーシャは、コードのヒントを貰う。それを盗み見たディヴィアがコードの謎を解き、先に発信機へ向かう。

世界4大都市を標的とした同時核兵器テロ計画を阻止するため、ロシア連邦保安庁の女性捜査官が奔走するお話。ロシア版女ジェームス・ボンドの体で、ロシア目線なのが意外と新鮮です。3分割された暗号コードを追う設定は良いのですが、緊迫感が薄いと言うか、テンポ感が緩いと言うか、ヒロインの艶っぽさが今一つと言うか、どこかB級感を感じちゃうな。
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2017年11月17日

クライム・スピード


2017.Nov.12
☆☆★★★
American Heist (2014) on IMDb

ジェームズ(ヘイデン・クリステンセン)は、爆弾製造の罪で半年間服役後、自動車修理工として真面目に働き新たな人生を送っていた。車の修理のために工場を訪れた元恋人エミリー(ジョーダナ・ブリュースター)と再会し、ぎこちないながらも惹かれあっていく。そんな折、唯一の肉親である兄フランキー(エイドリアン・ブロディ)が10年間の刑期を終えて出所。兄と関わりたくなかったジェームズだったが、「過去を乗り越え改心した。不動産業でひと儲けしよう」と熱く語る兄の誘いのままに騙され、ビジネスパートナーと称する男たちと会う。それは不動産業ではなく、フランキーが服役仲間だった男たちと画策している銀行強盗計画だった。ジェームズは計画から逃れようとするが、エミリーに危害が及ぶことを恐れ、ドライバー役として片棒を担ぐことになってしまう。綿密に計画された銀行強盗は何事もなく成功するはずだった。些細なミスにより彼らは瞬く間に警官隊に包囲されてしまう。窮地を脱するために、フランキーはある策を思いつき、ジェームズを救おうとする。

更生を誓いながらも、兄が企む銀行強盗に巻き込まれてしまった弟が辿る運命を描く。スティーヴ・マックィーン主演の「セントルイス銀行強盗 (1959)」のリメイク。ありがちな展開ではありますが、兄に巻き込まれて犯罪加担させられた弟との兄弟愛がポイントです。エイドリアン・ブロディが、チンピラな兄役でちと珍しい。ラストはぼかしてますが、エミリーが仕事を放棄したということは、ジェームズを救いに行ったのだろうな。ジョーダナ・ブリュースターは、『恋のミニスカウエポン』の娘。『ワイルド・スピード』シリーズが巷ではメジャーですが。
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2017年11月16日

ノック・ノック


2017.Nov.12
☆☆☆★★
Knock Knock (2015) on IMDb

ある平和な父の日。理想的な家庭を築き上げたエヴァン(キアヌ・リーブス)は家族でビーチに行く予定だったが、仕事の都合で一人留守番をすることになる。芸術家のカレン(イグナシア・アラマンド)と子ども2人を見送り、早速仕事に取り掛かる。夜になり、外は豪雨が降り注いでいた。久しぶりに自分だけの時間を手に入れたエヴァンは、昔DJをやっていたときに集めたレコードを爆音でかけ、仕事に集中している。カレンからの電話を切った後、ドアをノックする音が聞こえることに気付く。エヴァンは不審に思いながらもドアを開けると、そこには雨でずぶ濡れになった2人の美女が立ち尽くしていた。ジェネシス(ロレンツァ・イッツォ)、ベル(アナ・デ・アルマス)と名乗る2人は道に迷ってしまったため助けを求めていた。最初は2人を警戒していたエヴァンだったが、寒さに震える2人を見かねて、つい家へ入れてしまう。すると、美女2人はあろうことかエヴァンを誘惑し関係を迫ってきた。これに対し最初は抵抗していたエヴァンだったが、若く美しい2人の裸体を見てついに一線を越えてしまう。ところが、これは恐ろしい悲劇の始まりだった。関係を持った翌日、美女2人は人が変わったように横柄な態度を取り始め、それに憤慨したエヴァンに対し恐ろしい拷問を開始する。こうしてエヴァンは、一夜の過ちから絶体絶命の危機を迎えてしまう。

社会的な成功を収め、幸せな家庭を築いた男が、美女2人の誘惑に負けてしまったばかりに、サディスティックな仕打ちで絶望の淵へと突き落とされていくお話。1977年の『メイク・アップ (Death Game)』のリメイク。ちょっとした出来心が悲劇に発展してしまうのだな、怖いね。あの美女では、致し方あるまい。ロレンツァ・イッツォは、イーライ・ロス監督の嫁だとか。嫁を売り出したかったのかもしれないけど、『ブレードランナー 2049』に起用されたりしてるアナ・デ・アルマスにとっては、転機となる作品なのかも。
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2017年11月15日

ボディ・ファンド オークションされた女


2017.Nov.12
☆☆★★★
小学生の時に両親を亡くし、遠い親戚である武田家に引き取られていた玲那(朝倉ことみ)。今はOLをしていて義兄の義之と暮らしているが、同僚の雅彦と婚約して幸せな日々を送っていた。玲那と雅彦は、結婚の許しを義之に貰おうとするが、義彦は雅彦が仕事で認められたら結婚を許可することを約束する。それから3ヵ月。玲那は幸せの絶頂から一変、絶望の闇に突き落とされる。雅彦が取引先から仕事を得るために、会社の金を不正流用し、担当者と共にその金が消えてしまったのだった。2,000万もの負債を抱えた雅彦は、玲那に闇のファンド組織に行くように懇願する。そして、玲那の地獄が始まる。

借金のために、己の体を商品にしてスポンサーから金を集める女性の姿を描く『ボディ・ファンドされた女』シリーズ第4弾。婚約者に見られながらファンドの要求に応えなければならないところが、捻ったところ。そこまで婚約者に尽くす背徳感に萌えられれば当たり。でも、その動機は希薄です。義兄への鞘当てなのか。汚れた女は嫌ですね。
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2017年11月14日

ボーダーライン


2017.Nov.12
☆☆☆★★
Sicario (2015) on IMDb

誘拐即応班を指揮するエリートFBI捜査官のケイト(エミリー・ブラント)は、肥大化するメキシコ麻薬カルテルを潰すためにアメリカ国防総省特別部隊に選抜される。特別捜査官マット(ジョシュ・ブローリン)に召集された彼女は、アメリカとメキシコの国境付近を拠点とする麻薬組織ソノラカルテル撲滅のための極秘任務に、あるコロンビア人アレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)と共にあたることに。仲間の動きさえも把握できない常軌を逸した極秘任務。人の命が簡単に奪われるような状況下に置かれ、麻薬カルテル撲滅という大義のもとどこまで踏み込んでいいのか、法が機能しないような世界で合法的な手段だけで悪を制せるのかと、善悪の境が揺さぶられるケイト。当初の任務の目的は、誘拐事件の主犯とされる麻薬カルテルの親玉ディアスを追い詰めることだったが、真の狙いはディアスではなく、彼を従える麻薬王アラルコンだった。マットとアレハンドロは、FBIであるケイトの立場を利用しながら、作戦を遂行していく。

エミリー・ブラントもの。麻薬カルテル壊滅のため、USとメキシコ国境の町に送り込まれた女性FBIエージェントが目の当たりにする、常軌を逸した麻薬戦争最前線の実態を描く。麻薬戦争の闇を垣間見る骨太な作品。非合法なやり方でしか、追い詰められない現実があるのだな。超人ものじゃないだけに、恐ろしい。FBI捜査官ですら都合良く利用され、現場で見ているしかない状況ですからね。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は、『複製された男』を撮った人だったのね。『ブレードランナー 2049』の監督も任されるということは、かなり注目株ということか。『オール・ユー・ニード・イズ・キル』からエミリー・ブラントは、ハードコア路線なのね。
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2017年11月13日

エクスペリメント


2017.Nov.11
☆☆☆★★
The Experiment (2010) on IMDb

失業したばかりのトラヴィス(エイドリアン・ブロディ)は、参加した反戦デモで出会ったベイ(マギー・グレイス)に恋をする。暴力を好まない穏やかなトラヴィスに惹かれたベイは、かねてから計画していたインド旅行に誘うが、トラヴィスは旅費に困る。そんな折トラヴィスは、14日間の実験に参加して日給1000ドルという高報酬の求人広告を見つける。説明会では、『安全だが、人権を侵害する可能性がある』という。トラヴィスは選考を受け、24人の男ばかりの被験者の1人に選ばれる。他の合格者は、人当たりの良いバリス(フォレスト・ウィテカー)、気弱で冴えないグラフィック・ノベルライターのベンジー(イーサン・コーン)、女好きのチェイス(キャム・ギガンデット)、元受刑者という過去を隠しているニックス(クリフトン・コリンズ・Jr)など。24人の被験者は看守役と囚人役に分けられ、刑務所跡で終日それぞれの役割で振る舞う。監視カメラが彼らの行動を観察し、暴力行為があれば赤ランプが点灯する。ランプが点灯すると実験は中止され、報酬は支払われないという。トラヴィスは囚人役、バリスは看守役に選ばれる。実験初日、囚人たちのバスケットボールが看守に当たったことから、両グループに緊張が走る。2日目、規則に則り食事を残さないよう強要されたトラヴィスが、囚人たちを扇動して騒ぎを起こす。それが看守側の逆鱗に触れ、バリスのリーダーシップのもと、体罰が暴力すれすれのレベルに引き上げられる。バリスは人が変わったように、トラヴィスの頭を剃るなど屈辱的な罰を考え、行っていく。トラヴィスは看守側の攻撃に屈せず、理性を保とうとこらえる。対立はエスカレートしていくが、赤ランプは点灯しない。やがて、理性の奥底にひそむ狂気が目覚め始め、誰も予想しなかった悲惨な事件が起こる。

高額報酬にひかれ、刑務所での14日間の心理実験に挑んだ24人の男たちの姿を描く。1971年にUSのスタンフォード大学で実際に行われた「スタンフォード監獄実験」を元に製作された、2001年のドイツ映画『es [エス]』のリメイク作品。結構有名な心理学の実験だよね。強い権力を与えられた人間と力を持たない人間が、狭い空間で常に一緒にいると、次第に理性の歯止めが利かなくなり、暴走する。元々の性格とは関係なく、役割を与えられただけで暴走してしまう。というのが実験結果。実際に暴力行為が発生して、6日間で実験が中止されたのだとか。そこは本作でもなぞらえていて、途中で終わってしまうけど、報酬は全額もらえたのね。置かれた立場で人は変容するんだな。エイドリアン・ブロディとフォレスト・ウィテカー、2人のオスカー俳優の変容ぶりが見どころね。『96時間』のマギー・グレイスですが、こういう殺伐とした中で癒してくれますね。女って偉大だわ。
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